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>TOP>2005年09月の日記。

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■050923  オレ、いろいろ持ってるだろうか、って考えてみた。
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今日はなんだか、一日、胃が悪くてですね。
晩飯は、いろいろキノコな炊き込みゴハンだったのですけれど。ウェップてなもんで。
イカソウメンだけ食して。

そんな秋の気配を感じる夜に。やまだないと『コーデュロイ』を読み直して。泣いた。
もう、何回読んでるか分からんが。必ず泣く。
いっつも、そのときの状況/心境で引っかかる言葉が違うのな。

   「何か…見つかった?」
   「 …別にオレ… なんも探してないぜ」
   「…… …そっ それはきっと… きっとキミが… キミがいろいろ持ってるからだよ」

オレは、いったい、何を持っているだろうか。いろいろ持ってるのか。なーんも、持ってないのか。
持ってるほうがいいのか。持ってないほうがいいのか。
どっちでも、いいのか。

しばし、呆と。

明日は『ビューティフル・ワールド』を読もう。

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■050919  間違えられてみた。
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移転を機に、アクセス解析を新しくしてみたわけです。
そうしたら、不思議なところからのアクセスがありまして。
しらべてみたところ、こんなところや、こんなところから、公式サイト!!としてリンクされているようでした。

笑ってしまったわ。
sakanoue.jpの登録情報を確認したら、[登録年月日] 2004/07/02 となっていたので、
2002年くらいには、サカノウエヨースケさんが使っていらっしゃったのでしょうか?
探すと、もっといろいろ古いリンク残ってそうだ。

でも、権利放棄しちゃったんだから、しょうがないよねぇ。

坂上庸介さん、応援してますよ。お名前くらいしか存じ上げませんでしたけれども・・・。
坂上庸介さん(サカノウエヨースケさん)の公式サイトは、こちらなようです。
てなわけで、お間違えの方には大変残念でした(笑)。

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■050918  記念してみた。
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てなわけで、今日から日記をこちらに書くことにしました。

先日のつくば出張の帰りに、丸善 丸の内本店@OAZOにて、『修復の理論』を衝動買い。
これが、難しい。。。久しぶりに、うわー読めねー。って日本語です。

芸術作品の修復について、その「物質」「潜在的な統一性」「時間」「空間」のそれぞれの観点より論じたものであるが、
手に取った瞬間に、直感的に、ジャジートランスについて、考えたのですね。
積極的なコミュニケーションの手段として「修復」という方法を考えたときに、この論はジャジーとしての意味を帯びて
現前するはずだ、という。直感があったのですよ。

#ジャジーとしての意味。なんて、世の中に、自分自身しか了解しえない、言葉を使ったとしても、それはそれでいいの。

でも、書かれてある日本語が、あぁ、難解で。何回も同じ文を。自分の脳が、久しぶりにNO!と言ってる。

なんてな、ショーも無い言葉遊びしてみたりしてるほど、読み進まないわけです、これが。

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ジャジーの移転開店の作業をしているうちに、過去のジャジーの記録をつらつらと読んだりしてるわけですが。

困ってたんだな、俺。と、我ながら思うわけでして。
距離の問題。言葉との、コミュニケーションの、身体の、「あなた」との、距離について。
手を変え、品を変えながら、ずーーーっと、困ってたんだなぁ、と。自分では読んじゃうわけです。今の自分は。

「あなたと一緒に」ってわざわざ、宣言しながら。

「あなた」という意味を、自分の中で、一生懸命に規定しながら。
「一緒」という言葉を、自分の中で、一生懸命に規定しながら。

言葉を選んでいたんだなぁ、と。生きて、いたんだなぁ、と。思いますね、うん。

そうしたら、今の自分は、どうなんだ、と。顧みる/省みる、と。
ちょっとは、そこから自由になったんじゃないかな〜と。いう気がしますね。まぁ、勘違いかもしれませんが。

自由になる、っていう言葉のイメージは、ずっと、緩やかな風のような。
そんなイメージ?じゃーないですかい。その、一般的には。
最近は、前に向かって突き進んでいくような、そんな積極的な、もっと動的な感触を持っています。

仕事のことを考えてみても、三年前も、二年前も、一年前も、どの瞬間を取ってみても、今の自分よりは、
権限と裁量が与えられていたはずなのだけれど。
そこから比較してみたら、今の仕事の内容や環境は、ずいぶんと固定的で、硬直化されたものなのではあるけれど。
気分的には、ずいぶんと、自由な感じがしているのですね。
ここでいう自由ってのは、ぐりぐり仕事するぜ〜みたいな。イケイケな意味を含むのですが。
それにしても、 これは、なぜだろうかしらん。うーむ。

固定化された意味から逃れようとすることだけが、自由ではないだろう。と。
むしろ、積極的に、意味づけをしようとする、その行為が、自由につながるステップである可能性があるのだろう。と。
あぁ、スキゾ。 からの逃走。???

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ボクは、ここで、手を洗い、うがいをしてみた。

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「あなたと一緒に」なんて、当たり前なのにね。

簡単に言ってしまえば。
「あなた」「あなた」と言い続けてみたものの。「あなた」って誰?ってことがよく分かっていなかったのだなぁ、と。
新しい地平は、一閃の刃物のようにやってくるわけで。

でも、それを体感的に気づくに、1年半も要しているわけで。思想のなんと、頑迷なことか。

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とまぁ、積極的に、自分の言葉や行動や仕事やなんやかんやに、意味を与えていきながら。やっていこうかな、と。

それもまた、ジャジートランスなのではないのかな、と思ったりしながら。
また、日記やら、掲示板やら、始めてみたいな、と思っているわけです。

そんな時に、偶然にもであった本が『修復の理論』というのは、なかなか、悪くないのでは、と思って。ね。

  「より本来的な意味での修復の目的は作品を原初の様相に戻すことではなく、
   原初の様相のうちで残っているものやそれらが時の経過する中で蒙った変化に
   最大限の読み取りやすさと享受しやすさを取り戻させることであるから、研究所が
   養成する修復家は、職人でも芸術家でもなく常に歴史分野の専門の助けを仰ぎ
   指導を受けながら、このように複雑な職務をもっとも適切な形で完遂できるように
   『手わざの知恵』をそなえた教養ある『技術者』でなくてはならないだろう。」

           (『修復の理論』 日本語版序文より抜粋)

「技術者」っての、いいな。

辞書を引いてみた。
和英。
  職人|a workman;〔昔の〕an artisan
  芸術家|an artist
  技術者|a technical expert, a technician;〔工芸家〕a technologist;〔技師〕an engineer;〔技術官〕a technical official

おぉ、テクニシャン!!
テクニカル・エキスパートか。うーむ。

アルチザンってのも、悪くないし。日本語で技術者ってのも、やっぱ、いいな。
実践としての。素朴な意味で、マニュファクチュアルに。積極的な意味で、マンネリズムに。
頑張っていきましょうかいねぇ。うん。

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この日記は、ラブレターです。

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はぁ、長かった。 そんな日記移転記念日。の日記。おわり。
今夜は月がキレイですよ。ゴールドコーストのあなたも、今日、お引越しですね。

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